糠塚遺跡
糠塚遺跡(ぬかづかいせき)は、1971年(昭和47年)秋、農地の区画整理中に発見され、宮城県教育委員会が緊急で調査しました。その結果、30軒の竪穴住居跡と多数の遺物が出土し、奈良・平安時代の大きな集落であることがわかりました。
主な出土品は、土師器・須恵器などの土器類です。そのほか、布を織るための糸をつむぐ紡錘車、土を掘り起こす鉄製の鋤先、鉄製の刃などがありました。このことから、当時住んでいた人々は土地を開発し、農業に従事していたと考えられます。
また、糠塚遺跡の西方約5キロメートルに伊治城跡があることから、この城の造営や工事などに関わっていたかもしれません。
現在の竪穴住居は、1984年(昭和59年)に復元しました。
●種別
栗原市指定史跡 昭和59年3月27日指定
※指定時は志波姫町指定
カテゴリー
歴史
エリア
志波姫
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