【窯元】 大久保窯
主要幹線道路の喧騒が消える静かなところ。
周囲は静かな水田にあふれ、裏山の雑木林は昆虫など小動物の住処となっている。
そんな栗原市金成大久保地区に大久保窯はあります。
【戦後東北陶芸の開拓者 村上世一】
「私は芸術家というより研究家だ」
その言葉通り、東北の陶土の文献が何も無い状態から東北中の土を25年かけて分析。
栗駒山麓に辿り着いた後は18種類の陶土について日々研究を重ね、半世紀経った今はその半分の陶土に絞ってより深く研究を続けています。
大久保窯の登り窯は、岩手・宮城内陸地震、東日本大震災を始め7回地震によって壊れています
が、その度に復興し今も力強く作品を生み出し続けています。
村上先生お1人で3昼夜寝ずに焚き続け、焼き上げた作品はその1つ1つが入魂の一作。
作陶に使われる土やケイ石、釉薬のワラ灰、マメガラ灰は全て栗駒山麓産のもの。
「かつて東北は焼き物の不毛の地と呼ばれていましたが、その東北にも確かに焼き物の土はあります」と村上先生。
平成7年に開窯30周年記念誌の中で「北の土は生きている。土の心をつかみ、その特性にふさわしいやきものを造ろうと、いつも心掛けてはいるが、未だに迷うことばかりです」と語った村上先生。
まさに探求と挑戦の半世紀。
自宅兼ギャラリーでは作品を常時展示しております。ぜひ実際に作品をご覧下さい。
尚、不定休となっていますので、事前にお電話でご確認願います。
カテゴリー
エリア
陶歴
昭和34年 会津本郷西田酔月窯作陶に従事
昭和38年 会津若松市にて滝田項一に師事指導を仰ぐ
昭和41年 宮城県金成に移住築窯作陶自営
昭和44年 国展に初入選
昭和45年 日本伝統工芸新作展入選
昭和47年 宮城県芸術選奨賞受賞
昭和48~57年 宮城教育大美術科講師
昭和50~52年 日本伝統工芸新作展入選
昭和53年 カナダ(ヴァンクーバーアートスクール)にて指導
昭和57年 仙台三越第15回個展
昭和59年 東京新宿三越第1回個展
平成 7年 河北工芸展招待作家部門特別賞受賞
平成14年 河北工芸展招待作家部門特別賞受賞
平成19年 文化の日表彰 教育文化功労賞(宮城県)
多年にわたり陶芸家として優れた創作活動を行うとともに後進のの指導育成に努め工芸会の発展と芸術文化の振興に寄与した。
平成24年 河北工芸展 顧問
詳細情報
住所 | 栗原市金成大久保沢21-1 |
---|---|
電話番号 | 0228-42-1311 |
備考 | ●交通アクセス
|
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